ミネラルウォーターの歴史

日本という国は世界の国と比べて水の品質が非常に良いといわれており、家庭の水道をひねると綺麗な水がでてきて、それをそのまま飲んだり、料理に使用することが出来ます。
ですが、現在多くの人は水道の水をそのまま飲むという事はあまりせず、コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストア、自動販売機などで「ミネラルウォーター」を買って飲むようになりました。
またただ飲むだけでなく、お米を炊くのに使ったり、コーヒーに使ったり、お酒の水割りなど使用したりと様々な方法でミネラルウォーターを活用しています。

では日本ではいつからミネラルウォーターを日常的に使用することになったのでしょうか。
ミネラルウォーターが徐々に知られるようになったのは1970年代初頭ですが、この時代はまだ一般家庭よりはお店などの業務用として利用される中心でした。
そんなミネラルウォーターが一般家庭に浸透したのがバブル時代で、国民の生活水準が高まり、安全でおいしいものにはお金を払う事が当たり前の時代になりました。特にこの時代は海外旅行に行く人も激増したことで、旅行先でミネラルウォーターを購入するという事が当たり前となったことも大きな要因です。
その後ミネラルウォーターが日常生活に入り込んだことで、都市部を中心に水道水が美味しくないということを理解しはじめたのと、1994年に起きた水不足により今まで当たり前に使用できていた水が時間制限されたりするなど日常生活に大きな影響を与えました。

そこでミネラルウォーターを飲料や料理に使用する過程が増えていき、どの家庭でもミネラルウォーターを一定量ストックするようになりました。
そして最も需要が高まったのは2011年3月におきた東日本大震災で、ペットボトルのミネラルウォーターだけでなく、ウォーターサーバーの常用が急激にたかまりました。
以上のようにまだ日本でのミネラルウォーターの歴史は浅いですが、いまでは欠かせないものになりました。