ビールの歴史
ビールの歴史は古く、起源は紀元前4000年前後といわれています。メソポタミア文明の時代シュメール人により造られ始めたとされています。
紀元前3000年頃、メソポタミアのシュメール人が残した『モニュマン・ブルー』と呼ばれる粘土の板碑「ニンカシ(ビールの女神)に捧げる賛歌」に当時のビールの造り方が描かれています。
古代オリエントのビールは、麦芽を乾燥させ粉末にしたものを水で練って焼きパンにしてから、このパンを水に浸してふやかし麦芽の酵素で糖化を進行させて、アルコール発酵させたものでした。
製粉しにくい大麦を消化のよい麦芽パンにする技術から派生してこの方法が誕生したと考えられています。
現在のビールに至ったのは、19世紀後半にデンマークのカールスバーグ社が開発した技術によるものです。
ビール酵母の純粋培養技術を開発し、さらに雑菌を徹底的に排除した衛生的な缶詰め・ビン詰めという技術を確立しました。
ビールの保存性が高まり、安価で大量に安定供給されることが可能になったため世界の中に流通するようになったのです。
ビールの効能
ビールはアルコール度数が低めなので胃から腸へと流れやすく、その為体内に吸収されやすいので、血液の循を環良くし・胆汁の分泌の促進によって整腸作用があり便秘改善などの効果、その他にも炭酸ガスの刺激により胃酸の分泌を促すとともに胃腸の働きを活発にする作用もあります。
ビールにはカリウムが含まれている事とビールの構成成分中には水分が約90%と浸透圧が人の体液に近く、そもそものアルコールの力により強力な利尿作用があります。
そしてビールの麦芽・酵母にはビタミンBやミネラル・タンパク質が豊富に含まれているのです。
中でもビタミンB2には、脂肪を燃やしエネルギーにかえる為の酵素を助ける働きもあるのでエネルギーを生成し老廃物の代謝に活躍するのです。
ですので、無駄な脂肪を付けにくくしダイエット効果もあると言えるでしょう。ビタミンの抗酸化効果による美肌効果も期待できます。